アドラー心理学は「勇気づけの心理学」ともいわれます。
この「勇気づけ」という言葉が大辞林などの辞書に取り入れられたのは1980年代の半ば頃のようです。
人間が、健康的に建設的に生きていくのに必要な「勇気」や「気迫」、「元気」を持ちたいし、育てたいと考えます。
人間関係について考えると、よい人間関係でいないと勇気づけあうことはできません。
よい人間関係というのは、結局は、横の関係にあるということです。
叱ったり、ほめたりする関係は、縦の関係です。
叱ってはだめだとよく言いますが、アドラー心理学(だけ?)は、叱るのもほめるのもだめだといいます。
アドラー心理学が、ほめるのではなく、勇気づけをしようというのは、横の関係でいたいからなんです。
勇気づけについて、少しまとめてみます。
アドラー心理学の勇気づけは、日常の些細な出来事に注目し、相手の貢献に注目することから始まります。
健康的な人間関係を築くためには、日常生活の中で起こるごく普通のことや当たり前のことに注目し、過程を
重視します。そして、相手ができている部分を伝えることで、彼らの自信や勇気を育てます。
アドラー心理学では、失敗を受け入れ、相手に対して叱るのではなく、横の関係でありながらも、意見をわか
りやすく伝えることを重視します。このような考え方やアプローチによって、勇気づけが始まり、お互いが自分自身を肯定し、成長できる関係が整います。