「ほめる」と「勇気づけ」は、ちがいます。
「ほめる」と「勇気づけ」は、子どもの成長を支援するために重要な親や周囲の大人の声かけやかかわりです。しかし、良かれと思って親がよく使う「ほめる」という行為には、子どもの成長を阻害する危険性があることをご存知でしょうか。アドラー心理学では、「ほめる」のではなく、代わりに「勇気づけ」を提唱します。
以下に「ほめる」と「勇気づけ」の違いを簡潔にまとめてみましょう。
「ほめる」と「勇気づけ」の違い
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着目点:
- ほめる: 成果や能力、縦の関係
- 勇気づけ: 過程の努力、横の関係
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目的:
- ほめる: 子どもを評価する、縦の関係
- 勇気づけ: 子どもを成長させる、横の関係
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効果:
- ほめる: 承認欲求が満たされる、縦の関係
- 勇気づけ: 課題解決能力が高まる、横の関係
ほめることが危険を招く3つのケース
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自尊心や自身の低下:
- 能力ばかりに注目してほめちぎると、子どもは「ほめられなければ価値がない」と考え、消極的になります。
- 「勇気づけ」では、貢献や協力に注目し、失敗を恐れずにチャレンジしてもらいましょう。
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依存心の強まり:
- 他人の評価に依存する状態になり、自分で考える能力が低下します。
- 「勇気づけ」では、自己判断を促しましょう。
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対人関係の悪化:
- 他人と比較ばかりされて育つと、他人に勝つことが目的となり、対人関係に悪影響を与えます。
- 「勇気づけ」では、本人の成長を重視し、I(アイ)メッセージで伝えましょう。まずは、「ありがとう」と「うれしい」を言ってみることから始めてみませんか?
- 他人と比較ばかりされて育つと、他人に勝つことが目的となり、対人関係に悪影響を与えます。